今日も猫レポ描こうとしたら、お絵かきに失敗してお流れになりました。
此処だけの話・・・どうも泰明に呪詛されたらしいのです。
何故なら描いてはいけないものを描いたから・・・。何を・・・・と言いますと・・・・良いのですか?聞くとあなたも呪詛の被害を被るかもしれませんよ?
・・・そうですか・・・。
あなたがそれでもと仰るのならお話いたしましょう。
私が何を描いて呪われてしまったのかを。
それは・・・・「食べ過ぎて太っちゃったやっくん」です。
いえ・・・さすがにそのまま描くのは忍びないのでシルエットだけにしたのですが、小さくて丸々した体形はまるで猫耳を付けた「ザ・○ッチ」みたいでした・・・。
たまたま遊びに来てその絵を見たYは「こんなもの出すなー!!」と言っていました。
「こんな泰明さんを見て誰が喜ぶか!?」とも。いえ、これは泰明じゃなくてやっくんなんですけど。
・・・でもそんな言い訳が通用するはずもなく、その前置きのまともな(はずの)絵までがラリッてしまい、すべてが水の泡と消えたのでございます。
ふふふ・・・この呪いは恐ろしいですよ。
明日起きたあなたの体形はきっと「ザ・○ッチ」になっている事でしょう。
きゃあああーーーーーー!!!
・・・行って参りました。
友さんとやっくんの愛の巣に(あれ?宮子さんは?)
行って一番に感じたのは(やっぱりやっくん太ってる・・・)でした。
いや、いいんですけど。猫だから太っていても可愛いんだけど、やっくんが太るとその分友さんが痩せるような気がするんですもの~。(そしてそれは気のせいではなかったのよね・・・)
「気合よー!!」の宮子さんの掛け声とともに、友さんを担いでバスルームに連れ込みました。
そしたら、この前の「半身浴レポ」のようにまたまた隅っこに張り付いて「ニャ~ン」って鳴くの!!その声が可愛いの!
私は友さんの鳴き声は始めて聞いたものだから思わず「ふふふふ~」と笑ってしまったら「あなたこそ悪代官みたいよ」と言われてしまいましたわ。
その後は2人がかりでブラシをかけてシャンプーしてもう汗だく。
濡らして見たらやっぱり友さん細かったし、お腹側を洗おうとひっくり返そうとするとうなぎみたいにぬるぬる逃げようとするしで、友さんも大変だろうけど私たちもクラクラでした。
そしてその間、バスルームの外ではやっくんがニャーニャー鳴きながら戸をカリカリしてましたよ(^^)。
友さんを洗い終わって外に出たら、やっくんはちゃんとドア近くで待っていました。まあああ、いい子ね~!
そして乾かすのも一苦労・・・・。ドライヤーをかけながら櫛で梳いていくのだけど、長毛種だけあって中々乾かないし、隙あらば逃げようとするし。
ちなみにこの間やっくんは、傍で寝そべって高みの見物を決め込んでいました。
見える所に居るといいのね。
そんなこんなで、「もういいか・・・」と放した途端友さんすっ飛んでカーテンの陰に逃げ込みましたが、一通り自分で毛づくろいの仕上げをしたら出てきてくれました。
「また引きこもり猫になったら大変だね」「嫌われたらどうしよう」と心配していただけに、ホッと一安心でありました。
あ~やれやれ。
以上、「友さん丸洗いレポ」でした。
今回疲れ果て絵を描く気力がありませんでした~。
友雅は先ほどから手にした杯を口に運ぶでもなく、どこか思いつめた表情で虚空を見ていた。
こんな姿は珍しい。
「酒は楽しく飲むものだよ」といつも言っている友雅なのに。
「どうかしたのか?」泰明は友雅の顔を覗き込むようにして問うた。
「何か気がかりでもあるのか?」
「ああ」友雅はやっと笑った。「すまないね。心配させてしまったかな」
「友雅が謝らなくても良い。それよりも問題があるのなら私に話して欲しい」泰明は友雅の瞳を見つめたまま言った。
友雅は傍らの泰明を見返した。いつもと変わらぬ清冽な気をまとう泰明。しかし決して冷たくは無い労りのこもった眼差しが自分に向けられている。
友雅は杯を置くと泰明を引き寄せた。
「友雅?」友雅の腕の中で泰明は尚も心配そうに問いかけた。
「何と言ったら良いのだろう・・・。君はここに居るのに・・・何が不安なのだろう」
「不安?」
「そうなのだよ・・・。何か良くない事が起こるような、胸騒ぎがしてたまらないのだよ」友雅の様子は確かに苦しそうだった。
泰明はそっと友雅の背に手を回した。目を閉じて友雅の気を探る。
「・・・・・・」しばらくして泰明は顔を上げた。
「心配はいらぬ。友雅にとって何も悪い事は起こらぬ」淡々と告げる泰明に友雅は微笑んだ。
「そうだね。ありがとう。君がそう言ってくれれば本当に安心できるよ」
泰明の言葉を神託のように信じ安心して寝入った友雅の傍らで、泰明はフッと息をついた。
(私は友雅を騙したのだろうか・・・。しかし・・これは友雅にとって悪い事ではないのだ・・。たとえ友雅がどう思おうとも)
泰明は友雅に寄り添うとそっと目を閉じた。
そう、友雅のヤな予感は半分は当たっていたのですよ。
なにしろ、明日ついに「友さん丸洗い」をすることに決まったのだから。
今回はやっくんは傍観者。
さあ!明日!友さんと我々の運命やいかに!