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2006・8・22ブログ開設
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私はご存知の通り大の猫好きなのですが、まー諸々の理由で猫を飼うことは長い間諦めていました。

ところが先週の土曜日、家の人が裏の川の中で上がれなくなっている猫を見つけてしまったのです。
見てしまった以上放って置く訳にもいかず、脚立をかけて川に入り猫を保護しました。
怯えているであろう猫は陸に上がった途端きっと人間を蹴飛ばして逃げていくだろうと思っていたのですが、その猫は既に体が冷え切っていて動く事さえ出来ないようでした。

そうなると川から引き上げて「はい、さようなら」と言う事など出来様筈も無く、玄関先でドライヤーで乾かしつつ体を暖めていたのですが、触ってみるとその猫はガリガリに痩せているのです。
そこで、家人に頼んでキャットフードを買ってきて貰ったのですが、体力が落ちきっている猫はキャットフードを舐めようともしないのです。

途方に暮れた私は丁度その日、私のお見舞いを兼ねて遊びに来てくれる予定だった宮子さんにメールでアドバイスを願いました。
するとさすが猫飼いの宮子さん、我が家に来る途中のペットショップで動物病院の情報を仕入れてきてくれました。

そして、二人で動物病院へ。

・・・・診断の結果は想像以上に酷いものでした。
既に重篤な病気をを抱えしかも末期症状だと言うのです。

思わず「安楽死の方が良いのでしょうか?」と聞いてしまうほどに。

でも、そこの先生は安楽死は薦めませんでした。
だから半日かけて点滴をして貰った後その猫を連れ帰り、家で世話をする以上名前を付けようと「サビ」と命名しました。
サビ猫だったから。

サビはきっと初めて名前を付けてもらったのだろうと思います。
それともかつては名前を呼ばれていた時期があったのでしょうか。どちらにしても野良猫生活が長かったようでした。

名前を呼び体を撫でスポイトで水を飲ませましたが、2日目の朝サビは冷たくなっていました。



今朝、裏庭の白い紫陽花のそばにお墓を作りました。

たった2日間だけだった我が家の飼い猫サビ。


今頃虹の橋を渡っているかな・・・。
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安らかに…
お疲れ様でした。

サビちゃんは、
長いこと飢えて渇いてさ迷って、、
最期に渇きを癒してもらって優しく撫でてもらって静かに眠りについたんだよ。
その為にやっと紅子さんのところへ辿り着いたんだよ。
紅子さんが猫好きなのも、最近くるねこに嵌っていたのも、
見つけたのがダーリンだったのも、
先生が安易に安楽死を勧めなかったのも、そういう巡り合わせだったんだよきっと。
短い間だったけど、みんなの気持ちは伝わったと思います。自己満足かもしれないけど、でも同じ生き物だもの。

サビちゃんは安住の地を自ら選んだのでしょう。
これから自然の環に還って、綺麗な紫陽花を咲かせ、葡萄を甘くしてくれるかもしれないね…。


宮子 2010/07/05(Mon) 編集
うん・・・
ありがとう・・・・。
紅子 2010/07/06(Tue) 編集
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